Metal Wolf Chaos XD(メタルウルフカオスXD)というゲームを知っているだろうか?
おっさんも最近まで知らなかったのだが、たまたまチェックしたフロムのサイトで、なんか知らんがDL専用の謎のゲームがリリースされているのに気づいてしまった。なんやコレ?アーマードコアの新作?違うな?とか思いながら調べてみると、なかなか面白そうなゲームのようなので思い切って購入してみた。結論的には「当たり」だ。ゲーム内容もそうだが何よりキャラクターがぶっ飛んでいて笑えるところが最高だ。今回このゲームの面白さをおっさんなりに紹介するので、興味があれば是非とも遊んでみて欲しい。買って損はしないぞ。
まずはその歴史から
時は2004年12月、Xbox専用ソフトとしてMetal Wolf Chaos(メタルウルフカオス)は誕生する。諸般の事情により海外展開もできず、日本発売のみでなおかつ対象ハードはXboxだけという、かなり無謀な戦いを挑んでいた。Xbox自体が日本であまり普及せず、尚且つ次世代Xbox発売が翌年に控えており、周りを見渡せばPS2のMETAL GEAR SOLID 3(メタルギアソリッド3)という伝説とも言えるゲームが同時期に発売されるなど、「ンンンマイコォォォォォォウ!!!!」と叫ばざるを得ないような状況であった。
やはりセールスは良くなかったようだが、あまりにも強烈なゲーム性とキャラクターから、主に海外のゲームマニアから海外発売されていないにも関わらず絶賛された。リマスターや続編を求める声も多く、その想いは発売から何年たっても枯れることはなかった。海外ゲームマニアからの熱い想い。それはまさに男塾名物「大鐘音」として富士をも揺るがす魂の叫びをフロムソフトウェアに送り続けた。その想いはなぜかテキサス州のカルトゲームパブリッシャー「Devolver Digital」社に届いてしまい、ギャグでSNSに「俺たちが手伝ってやるぜ!」みたいなツイートしたところ、反響が大きく、それがきっかけで紆余曲折ありながらも今回のMetal Wolf Chaos XD(メタルウルフカオスXD)が発売されることとなったらしい。
15年もの熱き想い。。この不屈の闘志はゲーム中の大統領のセリフでも確認することができる。
「私は大統領だ。これまで不可能を可能にして生きてきた。これからもそうする!」
ストーリー
クーデターによってアメリカ全土を制圧した副大統領(リチャード・ホーク)に対して、我らがアメリカ合衆国大統領(マイケル・ウィルソン・Jr.)はホワイトハウスの目前にまで迫ってきたクーデター軍に包囲され絶体絶命の状態であった。
追い詰められた大統領は言った。
大統領「私の特別な”スーツ”を出してくれ ジョディ」
ジョディ「これから派手なパーティが始まるのですね大統領」
ジョディ「私も、こんなパーティは初めてです」
ジョディ「大統領・・・」
大統領「OK! レッツパァーティィィーーー!!」
大統領「ようこそ! ホワイトハウスへ!」
アメリカを取り戻すべく、大統領のたった一人の戦いが始まる。。
ゲーム概要
パワードスーツによるガンシューティングが基本で、操作も比較的シンプルであり、様々な障害物も破壊できる爽快感を重視したゲーム内容になっている。それに加え、大統領をはじめとする強烈なキャラクター演出がゲームを盛り上げる。この破壊しまくりの爽快感+大統領と愉快な仲間たちという突出した個性がこのゲームのウリではないかと思う。どちらが欠けてもダメであり、バカゲー扱いされることも多いが、ゲームとしてもかなり面白いと思う。日本人が考えるアメリカのイメージを直球でぶつけてみたら、なぜか外人にバカ受けみたいな状況であったらしい。カジュアルにゲームをやってストレス解消したいような人に特におススメしたい。
Metal Wolf Chaos XD(メタルウルフカオスXD)に向いている人
- イライラする
- 疲れやすい
- アメリカ人の笑いのツボを知りたい
- 変な英語の勉強がしたい
- 男塾は全巻購入済みだ
- 知っているのか雷電!?
- 社長が高級車の前でピースをしている会社に転職が決まった
- アットホームで未経験者歓迎でやる気次第で高収入らしい
- Demon’s Souls(デモンズソウル)は1000時間以上プレイした
- 白くべたつくなにかをかぼたんに献上した
- 走り嵐だけは許さない
- 竜ミルドは納得がいかない
- 青ニートの気持ちが分かるようになってきた
- DARK SOULS(ダークソウル)はⅡが至高だ
- 実はBloodborne(ブラッドボーン)を毎日プレイしている
- 正直に言うとARMORED CORE(アーマード・コア)をプレイしたことがない
- 今もDemon’s Souls(デモンズソウル)の続編を期待している
購入前に理解しておいた方がいいこと
やはり15年前のゲームをリマスターしているという事実は理解しておいた方が良い。具体的にはグラフィックのレベルがやはり最新のPS4タイトルのものから比べると2世代落ちぐらいのものであることは間違いない。またやりこみ要素はあるもののオンラインでのマルチプレイなどは無いので(スコアランキングには対応)物足りないと感じる人もいるかもしれない。
また、国内ではDL専用だが、PS4の場合、北米版はパッケージ販売もあるらしい。だが圧倒的にDL版の方が安いのでNW経由で購入した方がよい。約3000円。
なぜここまで推すのか?
その理由はシンプルだ。続編をプレイしてみたいからだ。一人でも多くの人がこのゲームをプレイして、面白いと感じ、売りが立つ(←ココ重要)ことを証明できれば続編の開発があるかもしれないからだ。最新のグラフィックで続編をプレイしてみたい。皆で男塾名物「大鐘音」をフロム様に送り続けようではないか。
じゃあまたね。
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