おっさんと柔術(継続のコツについて)

柔術
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柔術は老若男女問わず稽古することができるが、勇気を出して習い始めても次第に足が遠退き、結局辞めてしまうケースが少なからずある。おっさんも初心者なのでこのあたりの壁をどう乗り越えるのかを初心者視点で説明したいと思う。

足が遠退く理由①:場所と時間

以外に思うかもしれないが、実際に通い始めると場所と時間はかなり重要であることがわかる。仕事が終わってから稽古しに行くという方が多いため、平日では夜開始、土日祝では昼間開始の場合が一般的ではないかと思う。

この際に自宅から離れた場所にある稽古場だと移動の時間がだるくなり、仕事が少し遅くなったりちょっと疲れていたりすると「今日はいいや」という感じで足が遠退いてしまいがちである。稽古を休みがちになると心理的に「行きづらく」なるため、そのままフェードアウトしてしまう可能性が高まってしまう。やる気の塊のような方は無縁かもしれないが、継続していくためには環境面からも対策を取っておくことをおススメする。

結論としてはなるべく自宅から距離が近く、仕事やプライベートに支障の無い時間帯で稽古できる場所を探すべきたと思う。

足が遠退く理由②:スパーリング

個人的に初心者が柔術を辞めてしまう理由の最大の原因がスパーリング(以下、スパーと呼ぶ)ではないかと思う。いわゆる自由組手のようなもので、柔術のルールに従って技の掛け合いを自由に行うのだが、初めのうちは何がなんだが分からない状態で技をかけられまくり、転がされまくり、上に乗られまくりになるだろう。この際、スパーの相手に半分指導しながらやってもらえるような環境ならば、それなりに厳しくてもやっていけるのではないかと思う。初心者がスパーをする場合は大体指導者が「教えられるレベル」の相手をチョイスするため大きな問題にはならない。

だが稽古場にはイロイロな人がいるため、必ずしも「紳士、淑女」ばかりではないのが現実である。初心者相手でも強引にギロチンチョークに持っていきフルパワーで締め上げる人とか、ニーオンザベリー(みぞおちあたりに膝を落として抑え込む技。非常に痛い。。)連発する人とか、勝つことにこだわる人もやっぱりいる。このようなガチ勢に痛めつけられるのが嫌で辞めてしまう人も多いのではないかと個人的に思う。

この段階を乗り越えて、同レベルぐらいの人(年齢、体格、基礎体力、格闘技経験の有無など)とガードできたり技をかけたりすることができると楽しくなるのだが、そこまで行けずに一方的にやられてしまうのが続くとココロが折れやすい。

指導者と環境とメンバについてはホントにピンキリなので、あまりにも環境が良くないと思うならば移籍したり、辞めてしまうのも選択肢として必要かとも思うが、最初は誰でも初心者なのである程度はガマンして通ってみるのをおススメする。

スパーでは「負けたくない」という気持ちが先行しがちだが、意識を変えて「技を学ぶ」という気持ちで取り組めばいいのではないかと思う。柔術は合理的なため、極められてしまうプロセスに「ここでこういう動きはアカンやで」というのが必ず存在するからである。あと重要なのは「早めのタップ」と「道着とカラダは清潔に」である。

足が遠退く理由③:ケガと疲労

おっさんになるとケガの治りにも時間がかかる。加えて、若いころに一晩寝れば回復したような疲れも2~3日続くようなこともある。このようなケガや日常生活に支障が出るぐらいの疲労が重なると通うことがダルくなってしまいがちである。

おっさんは個人的に「ケガをしたら治るまで無理しない」と「少しぐらいの疲労なら稽古する」という感じにしている。長く続けようと思っているので、基本は無理しないことにしている。

柔術は他の武道や格闘技と比べてそんなに大きなケガをすることはないかと思うが、タイミングによってはやはりケガもする。おっさんの場合は指と首あたりがケガというか傷みやすい。

予防策としては十分な「ストレッチ」とある程度の「筋トレ」ではないかと思っている。特にストレッチは重要で、カラダが硬いとケガもしやすくなるので注意が必要だ。ケガをしないように日常的にストレッチを行い、稽古中は必要以上にチカラに頼らないようにするといいと思う。

 

んじゃまたね。

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