ふるさと納税では6自治体以上に寄附金を納めた場合、確定申告を実施する必要がある。今回は会社員がふるさと納税を6自治体以上に納め、自宅からe-Taxで確定申告するやり方を解説したいと思う。準備が大変だが慣れてくればそんなに難しくはないと思う。なんといっても税務署にわざわざ行かずにPC上ですべて完結できるところがメリットだ。
事前準備
事前準備には以下のものが必要になる。ふるさと納税サイトなどから情報収集し、とりあえず最低限必要なものを準備しておこう。
- 寄附金受領証明書
- 源泉徴収票
- 還付金受取用の通帳
- マイナンバーカード
- e-Tax対応ICカードリーダー
- Internet Explorer 11 or Microsoft Edge 44
- PC(Windows8.1以上のOS)
- インターネット接続環境
- PDF閲覧ソフト
※スマホを利用したID/Password方式など確定申告のやり方はいくつかあるが、ここではPCとマイナンバーカードを利用したやり方を紹介する。
※PCはMacintoshでも可能らしいので条件をよく確認する。
国税庁 確定申告書作成コーナーのWEBサイトへ
ポチポチっと検索する以下のサイトが出てくるのでここで「作成開始」を選ぼう。
ブラウザはIE11 or Microsoft Edge 44を使用する
昨年まではe-Taxマイナンバーカード方式ではIE11しか対応していなかったが、今年はMicrosoft Edge 44 でも可能になった。ちなみにWindows10環境では事前にインストールされているようなのでスタート→検索→Internet ExplorerもしくはEdgeで検索してみよう。
「e-Taxで提出する」から「マイナンバーカード方式で提出する」を選択
事前準備セットアップファイルのダウンロード
「マイナンバーカード方式により提出する」をクリックすると事前準備セットアップファイルを実行してくれと出るのでインストールしよう。
マイナンバーカードによる認証
事前準備セットアップファイルが適用されたら次に進み、マイナンバーカードとICカードリーダーを準備しよう。
マイナンバー利用者証明書パスワードの入力
マイナンバーカードとICカードリーダーの接続がうまくいくと「利用者認証用パスワード」の入力を求められる。自分で事前に設定した数字4桁を入力する。3回間違えるとロックされるので慎重に入力しよう。
認証をパスするとマイナンバーカード上の登録情報確認画面が出るので、確認後、画面右下の「申告書等を作成する」をクリックして次に進もう。
対象の申告書等の作成をクリックしよう。
今回は令和元年度を選択する。
令和元年分の申告書等の作成 その1 所得税を選択
所得税をクリックしよう。よくみると寄附金控除と書いてある。
令和元年分の申告書等の作成 その2 給与・年金の方を選択
通常は「給与・年金の方」を選択する。収入源が複数ある場合は「左記以外の所得がある方」を選択しよう。
令和元年分の申告書等の作成 その3 所得の種類とか内容とか
画面に従って選択していく。
令和元年分の申告書等の作成 その4 給与所得の入力
「源泉徴収票」を準備し、画面に従って入力していく。
令和元年分の申告書等の作成 その5 寄附金控除の入力
寄附金控除項目の「入力する」をクリックすると、「寄附先から交付された証明書等の入力」の画面になるので、「寄附金受領証明書」を準備して各々入力していく。
令和元年分の申告書等の作成 その6 住所・氏名等の入力
扶養親族などの情報を入力していく。
令和元年分の申告書等の作成 その7 帳票送信と印刷
「帳票の表示・印刷」をクリックして内容の確認と送信を行う。途中「署名用電子証明書のパスワード」(英数字6文字以上16文字以内)を入力する必要があるので間違えないように入力する。
令和元年分の申告書等の作成 その8 終了と入力データの保存
データでの帳票送信ができれば終了だ。念のために入力データを保存しておこう。
令和元年分の申告書等の作成 番外編 途中データの保存
e-Taxでの確定申告入力中は慣れていないと途中で疲れてくる。。途中データの保存も可能なのでマイペースでやっていこう。
んじゃまたね。
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